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DHANYABAAD それは、ネパール語で「ありがとう」

日本では日常的に使われている「ありがとう」という言葉は、私の母が住むネパールでは滅多に使われないという話を聞き、何か考えさせられました。

「ありがとう」は、言った人も言われた人も嬉しい気持ちになる幸せな言葉。それは世界中どこに行っても共通なはず。

だからこそ、そんな「ダンニャバード(ありがとう)」を日本から広げていこう!ということでダンニャバードプロジェクトが始動しました。

#01. Intoroduction

ひとつひとつの点が、つながって動き始める

きっかけは、ほんの些細な会話のやりとり。それが、いろいろな人たちの思いが重なり、前進をはじめた。

#02. Day of live

12/9すべての思いをこの日この時の為に

ライブイメージ

2013年12月9日 @morph tokyo

いよいよライブ当日を迎える。すべては、この日この時の為に準備を重ねてきた。
そして、予定時刻より若干遅れての開演。

1曲目『虹色のひとみ』のイントロと同時に一斉にライトアップされ、バンドメンバーと共に佐野碧が登場する。
…が、しかし突然音楽が止まる。

「音が出ない!?」

音というのは、パソコンから出るはずだったカラオケの音であり、今回のライブもカラオケと生バンドを合わせての演奏の予定だった。
いきなりの想定外の出来事にステージ上に動揺が走る。

それでも皆、一応に冷静さを保ちつつ、ひとまず状況説明と挨拶が始まる。この時、急遽始まった佐野碧とギタリスト小澤真とのMCだが幾度なく会場に笑いも起こり、逆に客席との距離が一気に縮む。
さらに途中、碧の誕生日が近いということもあり、観客からの「ハッピーバースデーソング」の大合唱もアクシデントから生まれた思い出のひとつとなった。

その瞬間、誕生したハーモニー

その後、トークが始まって数十分経過しても、パソコンがまだ直る様子も無かった。ここで曲順を変更して、ピアノの弾き語りをすることに。

スポットライトがあたり音楽がはじまる。
ここからは、先ほどとは違うアーティストの顔に切り替わる。と同時に会場の空気も一気に変わっていく。そして『メロディー』と『I still...』の2曲を熱唱。

演奏を終えると、大きな拍手が起きる。

一方、機材トラブルの状況は一行に変わる様子は無い。会場にまたもや何とも言えない微妙な空気が流れる。それを察して、メンバーの一人であるキーボードの北園優が「ひとまず二人で演奏しましょう!」そんな一言を発した。

碧本人にしてみたら「え?二人で一回もやったことないじゃん。」と思い、一瞬の葛藤もあったが、彼のその言葉に「覚悟」と「強さ」を感じ、信じて頷く。
そして、二人きりで『虹色のひとみ』の演奏を始める。本来あるはずのパソコンの音がないため、北園はその場のアドリブで弾いていく…。

するとそこにギターが入ってきて
ドラムの音が刻みはじめ
ベースが入って
音が合わさってゆく…。

過去、一度と無くリハーサルをしたことの無い即興の演奏が、メンバーひとりひとりの手で形成されていく。

歌がのり
音と音が組合わさり
言葉がなくても綺麗に重なりあう
そこでしか誕生しないハーモニーが生まれた。

その楽曲は観客側からすれば、通常通りの音楽に聞こえたこもしれない。しかしステージ上は、危機的状況からの巻き返し、それ以上の「何か」を生み出した瞬間でもあった。

ライブイメージライブイメージ
ライブイメージライブイメージライブイメージ

ライブだからこその空気感、一体感

そして、その後ライブは急遽、アコースティックバージョンの演奏に変更。

演奏を重ねるごとに歌い手とバンドがどんどんまとまっていく。それともに会場は盛り上がり増していった。

「困難なときこそ強気でいきたい!」

常日頃、心に思っている言葉を胸に演奏し、精一杯歌い続けた。 その結果、ピンチがチャンスになったかは分らない、ただその時の距離感や空気感、そしてオーディエンスとの一体感は、アーティスト佐野碧が感じた最高のライブだった。

その後はアンコールを含め、当初の予定通りの演奏を終える。
終演後の帰り際、観客たちは予定時刻を大幅にオーバーしたにも関わらず本日の主役へ多くの「感動」と「感謝」を伝えていた。

「トラブルがあったからこそ、忘れられないライブになったよ!」
「あんな状況を乗り越えた姿に感動した!」

ダンニャバードプロジェクト第一弾の佐野碧ワンマンライブ。
多少の紆余曲折はあったものの無事に終了。同時に次への意欲と課題も浮かび上がったイベントとなった。

Set list

01. メロディー
02. I still...
03. 虹色のひとみ
04. My secret number
05. 赤い花
06. 糸(cover)
07. 喜喜
08. 愛は勝つ(cover)
09. back page
10. グライダー
11. 手のひら
12. Sun rise

-アンコール-
13. no title
14. 情熱100マイル

Vocal & Piano
佐野碧

Drum
田辺貴広

Bass
YAMA-chang

Keyboard
北園優

Guitar
小澤真

2013 LiveParty佐野碧

#03. Postscript

これまでも、これからも全てにDHANYABAAD

今回のライブはあくまでもプロジェクトの一部であり第一歩に過ぎない。しかしそれは大きな意味を持つ前進でもある。

バンドメンバー/田辺貴広 YAMA-chang 北園優 小澤真

ステージサポート/滝沢直紀 中野祥太朗

フライヤー・パンフデザイン/中田綾 水谷龍佳

プロジェクトサポート/須藤武広 鳥居重則 沢辺博 横山賢祐 三好翔 永野恵

ダンニャバードプロジェクト/永野愛 小野渚 佐野碧

※敬称略